どんな人がMFTを始めるといいのでしょうか

小児歯科

自分がMFTをしたらいいのか、よく分かりません。どんな人がMFTで口元の筋トレをするのにむいているのでしょうか?

チェックしてみましょう!
お子さんがいらっしゃる方は、ぜひお子さんの口元も一緒にチェックしてみてください。小学校に上がる前の子供さんから大人まで、みなさん始めていただけるトレーニングです。ひとつでも当てはまる方はぜひMFTをやってみませんか?
□よく口が開いている

□鼻が詰まっていることが多い

□寝るときに口呼吸をしている

□出っ歯である

□八重歯がある

□くちゃくちゃ音を立てて食べる

□顔のたるみが気になる

□姿勢が悪い

口を閉じただけで下あごの中央に梅干し状のシワができる

□喋るときにツバが飛ぶ

□「キ、シ、チ、ツ、ケ」の発音が悪い

□口角が下がっている

□舌が大きい気がする

□顔の輪郭が左右で違う

□すきっ歯である

□舌が普段、歯に触れている

□錠剤が飲み込みにくい

□ほうれい線が同じ年の人と比べて濃い

□食事をすると歯と唇の間によく物が入る

□サ行、タ行、ラ行の発音が悪い

□表情が薄い

□唇がガサガサに荒れている

□うけ口である

MFTとはなんですか?

MFTとは口腔筋機能療法のことで、舌や顔の筋肉をトレーニングすることにより調和のとれた状態に改善する指導のことです。

MFTを行うことで正しく筋肉が機能するようになり、不正咬合(受け口や出っ歯など)の原因となる舌癖(ぜつへき)の改善・予防や、口呼吸の改善を行うことができます。

日本口腔筋機能療法学会によると「歯並びや咬み合わせの形成には、遺伝だけでなく幼少期の生活習慣や癖なども大きな影響を及ぼしています。舌突出癖や指しゃぶりが開咬や上顎前突を招くほか、アレルギー性鼻炎などによる口呼吸の習慣が、お口周りの筋肉の弛緩につながることもあります。口腔筋機能療法(MFT)は、こうした後天的な筋肉の不調和を舌や口唇、頬などの口腔顔面筋のトレーニングをとおして整えていく療法です。咀嚼時、嚥下時、発音時、安静時の舌や唇の位置の改善、および呼吸をはじめとした口腔機能の改善効果が期待できます。」と書かれています。

こんど初めて子供を治療に連れて行くのですが、子供が怖いと言いそうです…。

当医院での治療方針をよくお読みになり、当病院でむし歯治療をされるかどうか、保護者の方が決めて下さい。

1.嫌がる子供をむりやり押さえつけての治療はしません
当医院ではレストレーナー(漁師の網のようなもので子供を暴れないようにぐるぐる縛り付ける道具)などの抑制器具は使用しません。

2.子供さんに「歯医者さんは恐いところ」という認識を植え付けないよう配慮を最大限にします
子供さんの心にトラウマが残ると、大人になってからも悪影響が残ってしまいます。成人で歯科恐怖症の方のほとんどが、小さいころに歯科医院で恐怖体験をしています。ご家庭でも「歯みがきしないと、歯医者さんに連れていくよ!」などと歯医者=怖いイメージを植え付けないようにして下さい。

3.治療回数が多くかかる場合があります
小児心理学に基づいた「練習」「言葉かけ」などの特別な作業が必要になってくるからです。
特にすでに歯科恐怖症になってしまっている子供さんは根気よく練習をすることが必要なので、実際の歯の治療に取りかかるまで長く回数がかかることもあります。

4.応急処置が必要な場合
笑気を用いたり、一時的に手を押さえるなどの最低限の抑制をすることがあります。
しかしこれも「治療しなかったことによる身体的苦痛」が、「抑制することで受けてしまう心のダメージ」より大きい場合のみです。
しばらくは歯医者さんが苦手になるかも知れませんが、痛みが取れて緊急性がなくなった時点で「練習」に入り、自主的に治療できるようプログラムしています。

以上のことをご理解いただき、同意を得られる方は治療をお引き受けさせていただけます。
当医院は小児歯科専門医ではありません。上記のことにご理解を得られない場合、何度も練習をしてみたけど治療が困難な子供さん、緊急性があり当医院での治療より他医院のほうが望ましいと思われる場合は、当医院での治療をお断りすることもございます。

当医院ではいかにも白衣っぽいユニフォームを取り入れていません。歯医者さん独特の臭い匂いもありません。子供さんにとって通常よりなじみやすい空間だと思います。
しかしそれだけで歯医者さんが好きになったり、平気になるというほど、子供の心は簡単ではありません。

子供さんの口の中を守っていくためには歯医者さん任せにせず、保護者の方と歯医者さんが同盟を組んで協力していく、それくらいの気持ちでないと治療や予防は難しいと考えます。

子どもの治療中に付き添いは必要ですか?

基本的にnina Dental Clinicでは3歳半以上のお子さんには「親子分離(母子分離)」をお願いしています。「一人で治療ができた!」という自信はお子さんが成長していく上で必ず財産になりますし、ただ治療をするという行為だけではなくお子さんの「心の成長」にもご協力できるのではないでしょうか。

保護者の見ていないところで行われる治療に不安を感じられる方もいらっしゃると思いますが、どうか私たちを信じてください。

子どもさんに対しても「一人の患者さん」として、歯科医師と患者さんという人間同士の関係を確立していきたいのです。

ケースバイケースで虫歯治療中、保護者に立ち会っていただくことがあります。
・保護者に見て頂く必要があるときはすぐにお呼びします。
・保護者の介助・付き添いが必要だと判断した場合は付き添って頂きます。
・治療のあとは、行った内容と次回の処置について保護者にお話しします。

 

子どもさんだけで来院するのはできるだけ避けてください。

麻酔や処置内容によっては親御さんの了解をいただかなくてはいけない時があるのと、子供さんだけでは予約の管理、治療代金の管理が不十分だからです。

子供がいます。 フッ素を塗ってほしいんですけど、できますか?

当医院では、乳歯が生えた時からシニアの方まで、フッ化物塗布を行えます。

ただ保険が使えるかどうかは、実際にお口の中を診てみないと申し上げることができません。(「病名」がないと保険は使えない=保険は病気の人しか使えない)

初期むし歯の経過観察には通常のフッ化物ジェルではなく、5%の高濃度バーニッシュ(キャラメルのようなねたねたしたもの)を使用することもあります。

 

メールでの相談や治療説明は可能ですか?

可能な限り対応させていただいています。

最善のアドバイスができるよう心がけています。しかし患者さんの歯の状態・状況がそれぞれ異なるため、メールではお話し出来かねる部分もありますので、ご了承ください。一度も診察をしたことのない方につきましては、一般論を前提としたお話しになります。
ですので直接診察をさせていただければもっと確実なお話しができ、ご満足いただくことができると思います。

またホームページのQ&Aのページは随時更新してまいりますので、ご参考にどうぞ。

なかなか予約を入れることができません。 当日キャンセルがあった場合、連絡してもらえますか?

はい、できます。

どんなスタイルで予約を取っていくかを、あらかじめ受付とご相談下さい。

キャンセル待ち

キャンセルがあり患者さんの指定した希望日に診療可能枠ができたときに、こちらからご連絡をさしあげる方法です。あらかじめ複数の候補日を指定したり、「夕方が希望」や「火曜と木曜以外で」など条件を絞り込んでいただくと、予約が取りやすくなります。

 

当日予約

来院できる当日にご自身で予約の電話をしていただく方法です。
直前まで仕事のシフトが決まらず確実な予定が分からない方や、介護や小さな子供さんがいて予定が急に変わりやすい方にぴったりです。
治療は中断せずに最後まで続けないと意味がありません。
nina Dental Clinicは、あなたのスタイルに合わせてフレキシブルに対応いたします。無理なく最後まで通院できるよう、工夫しましょう。