いつもお世話になっておりますEPSDC研修会。 今回はStage ll システム構築コース3回目と、DHアドバンスコース 合同講義に衛生士 中村、林田を連れて参加しました。
麻布十番の新しいEPSDC(東京国際歯科)にセミナールームは完備してあります。
診療室は北欧インテリアでまとめられ、全室にマイクロスコープが設置されています。スウェーデンで見学した歯科医院のように、歯科の診療室なのに友人の家に招かれたような、くつろげる雰囲気でした。
1階がセミナールーム。
今回の内容は、システム構築コースは「予防的取り組みと歯周病治療・初期治療」です。一般の歯科医院では経営的にどのようにして予防歯科を取り入れていくかが大きな課題です。治療中心の歯科医院から予防にシフトしようと考えるとき、まず経営的な壁にぶち当たるのは当然でしょう。次に行動しようと思った院長に立ちはだかる壁が、自院のスタッフ。そのあたりをどう工夫していくかを、宮下先生から具体的にお話がありました。
2日目のDHアドバンスコースは「治療同盟について(臨床心理士 村尾先生)」とDH石野田さんによるケースレポートでした。臨床心理士の村尾先生とDH順子先生が石野田さんのケースについてディスカッションしつつ治療同盟についてを語る会でした。 プラークにばかり目が行く臨床をしがちなこの業界にあって日本でもいち早く「歯垢、ましてや歯石を診ていても治りませんよ」と気付かせてくれたEPSDCのセミナー、順子先生の語りを聞くのも久しぶりで、懐かしい気持ちと不思議な安心感に包まれました。
また近々、ここに戻って来たいなぁ。
nina手帖
栗林歯科医院へ見学に行きました
歯科衛生士 中村、林田と3人で新浦安にある栗林歯科医院へ見学に行きました。
理事長の栗林先生は、2016年にシアトル研修でご一緒した方です。
明るくて前進力に満ちあふれた、パワフルで魅力的な栗林先生と、その雰囲気を全体で体現しているような病院。
良い職場とは?と考えさせられるような新時代の歯科医院でした。
大好きな栗林先生に半年ぶりにお目にかかれて嬉しかった!
超音波スケーラーのセミナーに行きました
去る7月18日、博多で開催された大野 純一先生の「本当の超音波スケーラー論」を歯科衛生士全員で受講してきました。
大野先生の講義はジョークを交えてとても聴きやすく、今までの知識の再確認をしたり、新たな情報を得ることができました。
超音波スケーラーは日々の歯周治療に欠かせないものとなっています。だからこそ、治療として患者さんの利益となるようにより理解を深める必要があります。
今回のセミナーで使用したのは「キャビトロン」というアメリカの製品で、特徴はマグネット式という振動方式です。日本で使われている超音波スケーラーのほとんどが当医院でも使用しているピエゾ式です。マグネット式、ピエゾ式のどちらも特徴をしっかり把握してその能力を十分発揮すれば、性能に差はないそうです。要は、使う人の理解と腕次第です。
午前中は「根面のインスツルメンテーションについて」、「SRPとデブライドメントの違い」などの講義、午後は実際にキャビトロンを使ってみて、チップの効果的な動かし方などの指導がありました。実習で使ってみたキャビトロンは、普段の超音波スケーラーと使用感が全く違うことがよく分かりました。
セミナー修了後は博多市内でナポリピッツァを食べました。皮がモチモチしていて、具が少ないのにこんなに美味しいなんて!と感動しました。
歯科衛生士 中村祥子
Weinstein 心理学(行動変容)セミナー
7月4日(月)、シアトルに到着したその足で、アメリカ歯周病専門医 秋本健先生のオフィス Northwest Periodontics & Implantsを見学させていただきました。
秋本先生はとても気さくな方で、見学中は面白いジョークを交えながら、アメリカの歯科事情を説明していただきました。
ちょうどこの日はアメリカ独立記念日。休診日でしたが私たちのためにオフィスを開けてくださいました。患者さんがいなかったので、思う存分じっくりと院内見学できました。
アメリカのデンタルオフィスは実に合理的で、チェアーにはライトやスピットン(患者さんが診療中にうがいをするとこ)がなかったり、レントゲン撮影室にドアがなかったり、無駄な物がすべて省かれている造りでした。とても管理しやすそう!
感染対策は飾り立てて「いかにもやってます!」アピールのためではなく、実際に稼働させやすいシステム作りが必要だと感じました。
いよいよ7月5日(火)から、ワシントン大学の歯科公衆衛生学および小児歯科の非常勤教授と心理学の教授の Phil Weinstein先生のプライベートセミナーが始まりました。
セミナーを始める前に、「一人一人の受講生のことを知った方が、私のレクチャーも充実したものになるので」と全員に詳しい自己紹介を求められました。
Weinstein先生のお話はゆっくりと一語一語丁寧に選びながら、時には私たちに質問を投げかけつつ、一方的な講義の形ではなく受講生とコミュニケーションを取りながら進んでいきました。質問から話が弾み、得たかったこと以上のお答えをしていただく場面もありました。
Weinstein先生は日本に住んでいたことがあったそうで、講義スライドの中にも細やかなお心遣いがあり、感激しました。
Weinstein先生は40年以上、歯科治療の不安・恐怖、特に小児を対象として研究、臨床に取り組んでこられました。最近日本の歯科臨床でも目にすることが増えてきた「モチベーショナルインタビューイング(MI)」ですが、先生はその先駆者の一人です。
数年前、宮下順子先生に「この本はぜひ読んだ方がいい。何度読んでも新しい発見がある。」と薦められて出会ったWeinstein先生の著書“オーラルセルフケアー 予防歯科のための戦略“。私もいまだに読む度に気付きがあります。臨床で迷ったときは、心の支えになってくれました。その著者である先生のナマのお話が聞けて、直に質問できて、充実したひとときでした。
通訳の成田先生、宮下裕志先生となにやら相談中のWeinstein先生。
サーティフィケートをいただいたあと、村木先生と。
やけにWeinstein先生が小柄に見えますが、本当は背の高い方です(猫背…?)
ホテル内のお昼ごはんは、中華やクラムチャウダーなど、シアトルのいいとこ取り。
7月7日(木)は電車に乗ってワシントン大学へ。
案内表示の配色がアメリカっぽくて素敵。
U.S. Newsによる「ワシントン州のベスト病院」ランキングで、ワシントン大学病院(UW Medical Center)は5年連続で1位と評価されています。
栗林先生にはなにかが見えている…!
病院見学のあとは花山先生とおいしいアイスクリームを!種類が豊富で迷っちゃう。
シアトルでお買い物
期待していたTrader Joe’sはちょっと不発でした。
エコバッグも今年のはイマイチ。
しかし、Trader Joe’sのとなりにあったCentral Co-op。ノーマークだったのに、一番楽しかった。
品揃えと質の充実感は一番でした(自分調べ)
ここで自分用に手作りピーナツバター・アーモンドバターを1キロ弱買いました。トーストにピーナツバターてんこもりはデブの素ですが、確かにこれは病みつきです。
はちみつやメープルシロップだけでなく、液体洗剤類も量り売りされていました。化粧品類も地元の生産者のものが多く、見応えがあります。
メトロポリタンマーケットはデリが地元の人に人気だそうです。
品揃えが豊富で、お菓子やお酒もかなり充実していました。ここでお土産をがっちり調達。
Eat Local
お店の前の牛さんが印象的。ビルの谷間にひっそりとある、小さいけど中身の濃い店舗です。
地元の生産者さんのものしか扱ってないようで、シリアルナンバーのついたメイプルシロップなど垂涎モノが目白押しでした。冷凍デリが充実していて、タンドリーチキンを試食させてもらいましたが、びっくりするくらいおいしかった!もしシアトルに暮らしていたら、ここの冷食に頼ってしまいそう。
Eat Localにあったコンブチャの蛇口。
蛇口から出したいくらい、コンブチャが人気なんですね。(日本の昆布茶とは全く別物です)
パイクプレイスマーケットにあった、ジンジャービア専門店 Rachel’s Ginger Beerです。
ジンジャービアは生姜、砂糖、水に酵母を加えて発酵させた飲料のことで、ジンジャーエールの原型なんだそうです。この店ではジンジャービアにマンゴー、ブラッドオレンジ、キュウリ(!)などいろんなフレーバーをつけたものや、モスコミュールなどカクテルも各種ありました。おいしかった…。ジンジャービア専門店、日本でもだれか作ってください。
独立記念日の夕方に行ったパイクプレイスマーケットは、人もまばらでした。
いい感じ。