去る7月18日、博多で開催された大野 純一先生の「本当の超音波スケーラー論」を歯科衛生士全員で受講してきました。
大野先生の講義はジョークを交えてとても聴きやすく、今までの知識の再確認をしたり、新たな情報を得ることができました。
超音波スケーラーは日々の歯周治療に欠かせないものとなっています。だからこそ、治療として患者さんの利益となるようにより理解を深める必要があります。
今回のセミナーで使用したのは「キャビトロン」というアメリカの製品で、特徴はマグネット式という振動方式です。日本で使われている超音波スケーラーのほとんどが当医院でも使用しているピエゾ式です。マグネット式、ピエゾ式のどちらも特徴をしっかり把握してその能力を十分発揮すれば、性能に差はないそうです。要は、使う人の理解と腕次第です。
午前中は「根面のインスツルメンテーションについて」、「SRPとデブライドメントの違い」などの講義、午後は実際にキャビトロンを使ってみて、チップの効果的な動かし方などの指導がありました。実習で使ってみたキャビトロンは、普段の超音波スケーラーと使用感が全く違うことがよく分かりました。
セミナー修了後は博多市内でナポリピッツァを食べました。皮がモチモチしていて、具が少ないのにこんなに美味しいなんて!と感動しました。
歯科衛生士 中村祥子