nina手帖

2015.12.14 日々のこと

藤本研修会 補綴咬合コースPart1のこと

今年の春から藤本研修会 補綴咬合コースPart1に参加しています。
このコースは匡史先生が17年ほど前に受けて、私たちが当医院で診療を行う上での基本理念になりました。藤本研修会に関わってなかったら、いまのようなnina Dental Clinicではなかった、と言えるくらいです。
1年間かけて解剖学や咬合の基礎理論からはじまり、徐々に実習を通じて実践していき、補綴治療を行う上で最も大事にすべきことやおろそかにしてはいけないことを学びます。

参加者の多くが20代後半〜30代で、若くてイキがいい先生ばかりです。特筆すべきは美しい女医さんたちが多くて、彼ら彼女らとワイワイやっているとなんだか医局にいるみたいで非常に楽しいです。

なにげなく虫歯になって、なにげなく被せ物が入ったと感じられる方もいるかもしれませんが、その影には歯科医師と歯科技工士の「10ミクロンの違い」を許さない、まるで神業熟練職人みたいな超絶技巧テクニックの結果なんです。(病院によっては)

毎回参加するたびに、そのレベルの高さに溜息が出ます。
補綴は私自身が主に担当する分野ではありませんが、歯周病学についても補綴学の方面から見ることができ、より理解が深まりました。
そして「餅は餅屋」という言葉が頭をよぎります。
うちは匡史先生が補綴の餅屋です。
私はこの1年間の学びを糧に、さらに得意分野の餅をつくことに邁進したいと思います。

(川村 順子)
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毎回大変お世話になっている技工士の宮本先生。キュートな外見に似合わずテクニックはキレッキレ。