nina Dental Clinicでは、歯が生えたらむし歯予防をはじめることを推奨しています。
予防スタートの時期が遅くなると、むし歯ができる可能性が高くなり「治療のサイクル(デススパイラル)」に入ってしまいます。
私たち25年間の臨床体験から分かったことは「むし歯のない口腔内は、ものすごく歯みがきなどの管理がしやすい。つまりむし歯になりにくい」という事実です。
むし歯ゼロを達成するには、乳歯の時に予防をスタートするのが最も適しています。
正確には3歳までにスタートするのが最高です。
なぜかというと、まだむし歯になっていない歯を予防するのが一番簡単でシンプルだからです。
ちょっとした工夫やコツで、予防がしっかりできてしまうんです。
でもむし歯を作ってしまってからの予防は、少しだけ難しくなります。
まず乳歯をむし歯にすると、年齢的に治療がとても困難です。
また小さいうちに病院で痛い思いをすると、歯医者さんに対する関わり方が決まってしまいます(歯科恐怖症など)。
むし歯を知らない子どもたちは本当にハッピーです。
むし歯治療の必要がなく予防だけで済んでいる子どもさんは、保護者の方のストレスや労力もはるかに軽減できています。
子どもがニコニコして自分から「歯医者さん行きたい!」と、歯医者さんに褒められに行くんです。
もう子どもを説得したり、取引したり、叱りながら歯医者さんに引き連れてくるなんて、しなくていいんです。
だから、むし歯ができる前に、予防をしましょう!
どんな予防にも「早すぎる」はない。
小児のむし歯予防は、正しい知識と習慣で子どもたちの健やかで明るい未来を作っていける、素晴らしい事です。